| |
ミカン搾汁残渣中にはペクチン質と呼ばれる多糖類が10数%存在する。これは石灰等の塩基で処理すると第2鉄イオンや3価の希土類金属イオンと強力に結合するペクチン酸に変換される。搾汁直後のミカンのジュースカスに水酸化カルシウムを数%加えて粉砕し、数回水洗して乾燥すると第2鉄イオンを選択的、かつ強力に吸着する吸着剤を得ることができる。この吸着した第2鉄イオンや希土類金属イオンに砒酸イオン(5価の砒素)および亜砒酸イオン(3価の砒素)がさらに吸着する。吸着させる金属イオンを変えることにより砒酸イオンの吸着のpHの領域を変えることができる。吸着した砒素は強塩基、または強酸により溶離可能である。溶離した砒素は従来法により硫化水素と反応させて安定な硫化砒素の形で安全保管。 |