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技術分類と品目分類
 
このデータベースは、3R技術を技術分野や対象品目により分類整理しています。また、技術や品目分類ごとの3R技術の開発動向を掲載しています。それらは下記の技術分類や品目分類にもとづいています。
 
1.技術分類
 
  表-1に示した15項目の技術分類を用いています。

補足説明

1. 廃棄物削減
リサイクルをした場合、その分だけ廃棄物が減少するのは当然であり、原則としてリサイクルを伴わない場合を「廃棄物削減」に分類しています。但し例外的に、ごみの溶融スラグ化(灰溶融を含む)による骨材利用は、減容化の意義が大きいことから、「廃棄物削減」と「物質回収」の両者に分類しています。
2. 燃料回収
プラスチックのガス化・油化の目的は、一般にケミカル原料等の物質回収と燃料回収があります。そのため、技術調査票の回答に燃料回収と記載しているものは「燃料回収」に分類し、その他のものは原則として「物質回収」に分類しています。
3. 熱回収
廃熱ボイラで熱回収した上で発電しているものは、「熱回収」に分類しています。
4. 適性化処理技術
無害化処理技術を適正処理技術に分類しています。但し、有害性を有する廃棄物をリサイクルして利用する場合は、一般に無害化されます。従って、「適正化技術」は原則としてリサイクルを伴わないものに限定しました。
5. 一般にリサイクル・プラント技術では、破砕、選別、物質回収など、複数の技術項目が含まれます。その場合、新規性ある技術のみを取り上げて、その技術項目に分類しました。
6. 上記に従い、複数の技術分類に該当する技術は、複数項目に位置付けました。
 
表-1 3R技術の分類
 
3R技術分類項目 補足説明
リデュース 1.省資源
(原材料使用量の削減)
製品の主として省資源設計
省資源化製造プロセス
省資源に繋がる素材開発など
例)高強度鋼材の開発による鋼材使用量の低減
2.長期使用化
(製品・部品の使用期間の延長)
長寿命化
製品の長寿命化設計
長寿命化に繋がる素材開発など
リペア技術
製品の修理・修繕技術
製品のクリーニング・メンテナンス技術
アツプグレード・リペア
3.廃棄物削減
廃棄物発生量を低減する製造・処理プロセス
発生廃棄物の削減技術
例)焼却灰の溶融減容化
4.その他リデュース技術  
リユース
(製品・部品の再使用、容器等の繰返し使用)
5.容易分解解体
容易分解構造設計
分解解体技術
6.余寿命診断
使用製品・部品の性能機能の検査技術
余寿命評価技術など
7.その他リユース技術
使用履歴管理技術
機能回復技術
部品分別技術
傷・汚れ・摩耗の少ない素材開発、など
リサイクル
(一旦使用された製品や、製造に伴い発生した副産物を回収し、原料、燃料、熱エネルギとして利用する)
8.中間処理−破砕技術  
9.中間処理−選別技術  
10.回収技術−物資回収
(燃料回収を除く)
抽出型回収(製品更新型、原料化)
変換型回収
11.回収技術−燃料回収  
12.回収技術−熱エネルギ回収
燃料回収を経ずに焼却熱等を利用する
13.その他リサイクル技術  
適性化処理技術  
廃棄物の無害化処理技術
有害物の発生抑制
廃棄物処理の安全性確保など
共通基盤技術  
インバース・マニュファクチャリング
ライフサイクルアセスメント手法
記録・管理技術など
記録保持技術、など
 
2.品目分類
 
  品目分類は製品・副産物、製品の構成素材および混合廃棄物の項目から設定しています。製品項目は経済産業省のリサイクルガイドライで扱っている品目をもとにしており、副産物の項目は産業廃棄物の規定の18品目としています。また、製品の構成素材として、鉄、アルミ、その他非鉄金属、プラスチック、繊維、紙、木材、ガラスを考慮しました。これらには重複している項目があるため調整し、それに混合廃棄物を加えた68項目を品目分類に使用しています。

補足説明

容器包装リサイクル法に係わる製品を品目分類項目に設定しているため、産業廃棄物や構成素材に基づく品目分類項目と重複が起こります。それに対し、下記の基準で品目分類を行っています。

1. 「容器包装のプラスチック類」と産業廃棄物・構成素材の「廃プラスチック」
原則として、「PETボトル」と「発泡スチロールトレイ」はそれに特化したプラスチック技術を分類し、その他は「その他プラスチック製容器包装」と、産業廃棄物・構成素材の「廃プラスチック」に分類しました。
2. 「紙製容器包装」と産業廃棄物・構成素材の「紙くず」
「紙製容器包装」と産廃の低質な「紙くず」との間には、リサイクル技術に関して顕著な違いはないため、古紙に関する3R技術は両者に分類しました。
3. 「スチール缶」、「アルミ缶」と産業廃棄物・構成素材の「金属くず(鉄、アルミ)」
「スチール缶」と「アルミ缶」は、これらの缶に特化した3R技術のみを分類し、その他は産業廃棄物・構成素材の「金属くず」に分類しました。
4. 「ガラスびん」と産業廃棄物・構成素材の「ガラス陶磁器くず」
ガラスのびんに関する3R技術のみを「ガラスびん」に分類し、その他のガラスの材料に関する3R技術は、産業廃棄物・構成素材の「ガラス陶磁器くず」に分類しました。
その他の事項として、
5. 産業廃棄物関連
産業廃棄物には排出業種の規定があるが、このデータベースは技術の分類評価を目的としたものであるため、排出業種の点は考慮していません。
6. 3R技術の多くは、原理的には多様な品目に適用することが可能です。一方、開発技術の多くは、狙いの対象品目を有しています。そのため、対象品目の分類は、調査票の回答を尊重して、主要な1〜数項目に位置付けています。